キュートすぎるぜ! |

図書館で借りてきた本。
スウェーデンのグラフィック・デザイナー、オーレ・エクセルの作品集です。
本の装丁、ポスター、パッケージ・デザイン、絵本、ポストカードなどなど、
どれも、はっとする色使いと自由でゆかいな線、
何より人を楽しませようという気持ちにあふれた明るさに魅かれます。

『1Q84』ではなくて、本家ジョージ・オーウェルの『1984』。

子供用映画のポスターと、ギャラリーの展覧会用ポスター。
なんだか分からないものたちがカワイイ。

編み物雑誌。
おすましちゃんと動物たち。

パッケージの試作品。
こんなのあったら買い占めちゃう。

チョコレートの詰め合わせ。
もらったら二重にうれしい。
隅から隅まできっちり「カワイイ」んじゃなくて、
ちょっと物足りないくらいの隙間が絶妙。
こういうデザインが支持される国って大人っぽいなと思います。
「文化国家の基準というものは一人一人で違うだろうし、
又違うところがオモシロイのだけれど、
僕は立派な美術館や文化会館が多くあることよりも、
日常生活品が美しい方が、なんだか文化国家に近く、
信用出来る気がしている。」(坂田和實 『ひとりよがりのものさし』)
先日のお話会でもおっしゃっていたこの言葉、なるほどなぁと思います。
あとはこちらの選ぶ力。
普通のものの中に、どれだけ美しいもの、心魅かれるものがあるか。
(決してデザイン優先ではなくて)
少しずつでも見つけられたら楽しいですね。