新着本アップしました。

新着本のご紹介をしています。
今回は、絵本・児童書１０冊、食卓まわり４冊、暮らしまわり４冊、
エッセイ２冊、日本の作品２冊、詩集１冊、写真集１冊の、
合計２４冊です。
こちらからご覧ください。

今回の新着本では、「手紙」に関する本が３冊あります。

児童書からは『あしながおじさん』。
孤児院で育ったジルーシャは、
ある篤志家にその文才を認められ、女子大に進学します。
そのお礼は、月に１度、学業を報告する手紙を書くこと。
学校でのさまざまな出来事や、自らの生い立ちに対する心の葛藤、
周囲の人々への温かく、時に辛らつな観察眼、
もちろん学業報告も怠りなく、ゆかいな筆致で綴っていきます。
そして、顔も名まえも知らないその恩人に、ついに面会を果たした時…、というラストもすてき。
作者自らが描いたユーモラスなイラスト、「手紙の端っこにちょこっと描いた」感が出ています。
小学生の時に初めて読んでから、大好きな物語のひとつになりました。


日本の作品からは『きみが住む星』。
旅に出た「ぼく」が、待つ「きみ」へ宛てた２３通の手紙。
ずっとそばにいたいのに、離れたくないのに、
ぼくらが旅に出る理由、それは…。
切なくて、少し不思議なエピソードに添えられた、
エルンスト・ハースの美しい写真。
小ぶりな形も愛おしい、大切にしたい１冊です。
→　SOLD OUT


詩集からは『手紙』。
「手紙でしか言えないことがある
　そして口をつぐむしかない問いかけも
　もし生きつづけようと思ったら
　星々と靴ずれのまじりあうこの世で」（『手紙」）
谷川俊太郎さんの言葉に、はっとさせられます。
→　SOLD OUT




こちらは新着本ではありませんが、「日本の作品」から、
手紙がらみの１冊『三島由紀夫レター教室』。
「旅先からの手紙」「身の上相談の手紙」「余計なお世話をやいた手紙」から
「真相をあばく探偵の手紙」「陰謀を打ち明ける手紙」「裏切られた女の激怒の手紙」、
そして「愛を裏切った男への脅迫状」「心中を誘う手紙」「閑な人の閑な手紙」などなど、
20代から40代の、ひとくせありそうな男女5人が交わすさまざまな手紙の数々。
思わず笑ってしまう（でもちょっぴりコワい）例文集です。
→　SOLD OUT

この他にもいろいろご紹介しています。
ぜひご覧ください。

さてさて、私も残暑お見舞いを書きますよ～。
ちょっと遅くなりましたが…。