京都てくてく その1。 |

旅の始まりは、まずこの電車から。
…って、これじゃ去年と一緒だよ!
でもね、今回は恵文社の前に行ってみたい所がありました。


一乗寺のひとつ先、修学院にある「唐長」さんの工房。
ここは、からかみ作り体験講座の時のみのオープンだったようですが、
無理やり押しかけ見学させていただきました(ごめんなさい)。
柔らかい色合い、さまざまな文様の京からかみが、
ほんのりとした灯りに照らされて、それはそれは美しかった。
まさに陰影礼賛の世界を、丁寧に説明してくださいました。

その後、お目当ての恵文社へ。
悩むなぁ。
迷うなぁ。
店内をひたすらうろうろぐるぐる。
たくさんの紙ものに次々と目移りし、肝心の書棚の方になかなか行けません。
おなかが空いてきたので、第1回戦を終了してお昼ごはん。


おなかがいっぱいになったところで、2回戦に突入です(おいおい!)
どこのお店でも、Amazonでも買えるけど、
でもやっぱり、あ、ここで買おうと思わせる力がある。
ぜひ恵文社で、と思っていたこの本を買いました。
普段こういうのは読まないんだけど。

予定していた詩仙堂はあっさりパスし、
出町柳駅の近くを散策。


鴨川っていいなぁ。
この川べり、なんだかほっとします。
出町ふたばは夏休みでした~、残念。
(パンやさんの東風も…)
去年もお世話になったmapleさんと待ち合わせしている三条京阪駅へ。
ご自分で作ったすてきなチュニックを着ていらしたmapleさんと、
1年ぶりの再会でした。
食事の前に連れて行っていただいたのが「まつひろ商店」。
ちっちゃなお店に、小銭入れやら印鑑ケースやらハンドバッグやらポーチやら…、
ああもう選べない!っていうくらい、さまざまなかわいいものがあふれていて、
ここでもうろうろぐるぐる。
娘も友だちのお土産を一生懸命選んでいました。(夫も!)
今回は、mapleさんの娘さん、そしてご主人と、ご家族全員にお付き合いいただきました。
夫と娘はご主人の車に乗せていただいて、
mapleさんと私は歩いて「がんこ高瀬川二条苑」へ。
街並みや鴨川の川床を見つつ、おしゃべりしながら歩く夕暮れ時。
ちょうど涼しい風が吹いてきて、なんともいえない幸せな気持ちになりました。
「湯葉が食べたい!」という私の願いを叶えてくださって、
今日のお料理はお豆腐尽くし。
とろっとした汲み上げ湯葉、柔らかい引き上げ湯葉、胡麻豆腐のあんかけ。

お豆腐も上手にできました。
おいしかった!


江戸時代の豪商角倉了以によって作られた、このお店の庭がまたすごい。
ライトアップされている純和風庭園を散策しました。

夜の街並みも味わい深く、名残惜しいひととき。
mapleさんのご家族は本当に仲よしで、
笑いの絶えない様子は、見ていてこちらまでニコニコしてしまう。
今回の旅で一番印象深かったのは、もしかしてこのことかも。
翌日に続きます。