VIVA MARIKO! |
図書館で『秋日和』を借りた。
美しい未亡人秋子(原節子)とその娘アヤ子(司葉子)。
それぞれを結婚させようと、
見当違いのおせっかいをやくおじさんトリオ(佐分利信・中村伸郎・北竜二)。
そこに、アヤ子の友人でおちゃっぴいな百合子(岡田茉莉子)が絡んできて…という、
くすくす笑いながらも、最後はしんみりさせるお話。
もちろん主人公は原節子と司葉子なのだけれど、
なんといっても印象的なのは岡田茉莉子のはつらつとした魅力。
悪気は無いのにちょっと困ったことをしでかすおじさまたちを、
茉莉子さん演ずる百合子が懲らしめる(!)シーンや、
たじたじとなった彼らをちゃっかり自分ちの寿司屋に連れて行き、
「おじちゃま」呼ばわりするシーンなど、
(そして、酔っ払って「ウィッ」なんて言うところも)とってもチャーミング。
お返事だって「はい」じゃなくて「うん」。
ちょっと蓮っ葉な物言いも、かえってキュートに聞こえる。
こういう女の子にヨワい。
もうひとりのMARIKOさんはこの人。
なかなか一筋縄ではいかない魅力があって、
ホリー・ゴライトリーってこんなコかなぁとも思う。
(こちらは予告編。オープニングもすてきだからぜひ観てみて。)
ちなみに、タイトルをいただいた『VIVA MARIA! 』にも、
VIVA!な二人の女の子(?)が出てくる。