友だちと付き合う50の方法。 |
先月は新着アップが1回しかできなかったので、
今回はいつもよりちょっと多めの26冊をご紹介しています。
絵本では、大好きなアーノルド・ローベルやアリス&マーティン・プロベンセン、
食卓回りではプーさん、メアリー・ポピンズのお話付き料理本、
暮らしまわりではツェツェの旅の本や伊藤尚美さんの布と手づくりの本、
暮らしの手帖社の「すてきなあなたに」、SORTIEや姉妹誌のくりくり、
沢村貞子さんや岡部伊都子さんの本、ダーシェンカの文庫本など、盛りだくさんの内容です。
ぜひ、左側リンクより、「weekend books」をごらんになってみてくださいね。
さて、今朝の朝日新聞に、斉藤孝さんと小川洋子さんの対談が掲載されていました。
タイトルは「友達とつき合う法」。
ポール・サイモンの曲に『恋人と別れる50の方法』というのがありますが、
なんとなく浮かんだタイトルが「友だちと付き合う50の方法」。
今の時代、特に若い世代の友情というのはどんな風なんでしょう。
携帯やメールで手軽にやりとりできるというのに、
言葉はかえって虚しくなるばかり。
単刀直入で分かりやすく、力強い(だけの)メッセージが、空回りしているような気がします。
足を止めてそっと寄り添うようなやわらかい言葉は、敬遠されてしまうのかな。
友だちって「作る」ものじゃない。
友だちっていつの間にか「なっている」もの。

今回絵本のコーナーでご紹介している、アーノルド・ローベルの『ふたりはともだち』『ふたりはいっしょ』は、なんだかうらやましくなるような、がまくんとかえるくんの友情のお話。
こんな風に、お互いを気遣いつつ自分は自分、というスタンスが、何ともいい感じです。
がまくんとかえるくん(特にかえるくん)、もしかして私よりずっと大人かも…。