3つの場所。 |
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
いろいろな展示が重なるこの時期、
楽しみにしていた3つの場所に出かけました。
ギャラリーNOKTAでの「antos展」。





以前拝見した「未草」の小林さんと、水田さんのお二人のユニット、「antos」。
soraのjunkoさんにこのユニットの作品を教えていただいて、
大好きなギャラリーでの展示を心待ちにしていました。
どこの誰とも似ていない、独特の形、組み合わせ、素材感。
残酷で、静かで、儚くて、でも力強さを感じる作品群。
NOKTAには、いつもと全く違う空気が漂っていました。
作品の持つ磁力というのはすごい。

たくさん並んだ蝶の羽のうち、
ひとつだけ選びました。
waltz.での「donum」展。

ヨーロッパの古いものが並ぶwaltz.で、
偶然会えた知人とおしゃべりしながらおいしいおやつ。

優子さんの笑顔と、シャンソンと、柔らかな日射し。
そこここに置かれているのは、
時間と場所を超えて集められた、どこかで誰かが使っていたものたち。

目的や、具体的な形を超えて、美しいと思うものを選ぶ。
何かを「選ぶ」ということは、自分の歩く道を選ぶということ。
以前聴いた、坂田和實さんのお話を思い出しました。
最後に、soraでの「mignonne ミニョンヌ かわいい娘」。
植物画とアンティーク、そしてあじさいのモビール。



ひとつひとつの花を慈しみ、そっと優しく語りかけるように描く、
こだまみえこさんの絵。
額装された花たちは、hannaさんの選んだ古いものたちと解け合って、
あるものはふんわりと、あるものはきりりと咲いていました。
夕方のsoraさんにおじゃましたのは初めて。
だんだんと暮れていく光と、鳥の声。
みえこさんやjunkoさんとのおしゃべりの合間に、
ふと漂う静かな和やかさに、ほっとします。
3つの場所は、ギャラリー、カフェ、雑貨のお店と、
いずれも異なる業種ですが、
ここでしか出せない個性を感じます。
近くにあって、本当によかったなと思える、
大好きな場所です。