2006年 05月 24日
本を読む人。 |
本日、新着本のコーナーをアップしました。
今回は、絵本8冊、食卓まわり3冊、暮らしまわり5冊、エッセイ1冊、海外の作品2冊、画集1冊の、合計20冊です。
こちらからごらんくださいね。
アップの直前はいつもバタバタしてしまいます。
早めに準備しているつもりでも、いつの間にか後ろにずれ込んで、「間に合わない~!」ってことに…。余裕を持って物事に対処できるようになる日が、果たしくて来るのでしょうか…。
ご紹介している本の中で、この『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 新潮社クレストブックス)の表紙は、以前からとても気に入っていました。
物語の雰囲気を的確に表わしている、静かで哀しく、美しい表紙だと思います。
この人形の作者(写真、装丁も)が、木工デザイナー三谷龍二さんだったと、少し前に知りました。
木の匙や器、時計などが、雑貨屋さんで大人気の工芸作家さんで、『住む』や『日々』などにエッセイを書いていらっしゃいます。
本の装丁もなさっていたとは驚きでした。
同じ作者の『逃げてゆく愛』も、やはり三谷さんの手によるもの。
ご自身の著書『木の匙』(新潮社)で、本についてこんな風に書かれています。
「それに、僕は本という物質も大好きだった。本を両腕に抱えると、本の世界を抱えているような気持ちになる。本は書かれた内容だけでなく、表紙や、造本の仕方、大きさ、その重さまで、すべてが一冊の本をかたちづくっている。だから装丁の仕事が面白い。本はいろんな世界に通じる扉で、その扉を開くと、遠い国で書かれた物語の世界や、胸が痛くなるような淋しさや、熱い心に、あるいは、ポツンとたったひとりで佇んでいる自分自身にも出会うことができる。そのドキドキする経験全てが、僕にとっての本だった。」(本と手と」より)
また、あとがきの中で、やはりweekend booksでご紹介しているウィリアム・サローヤンの小説(「パパ・ユーア クレイジー』)の中の言葉が引用されています。
相当本のお好きな方とお見受けしました。
『木の匙』のすばらしい写真は全て三谷さんが写されたもの、装丁は有山達也さんです。
今回は、絵本8冊、食卓まわり3冊、暮らしまわり5冊、エッセイ1冊、海外の作品2冊、画集1冊の、合計20冊です。
こちらからごらんくださいね。
アップの直前はいつもバタバタしてしまいます。
早めに準備しているつもりでも、いつの間にか後ろにずれ込んで、「間に合わない~!」ってことに…。余裕を持って物事に対処できるようになる日が、果たしくて来るのでしょうか…。
ご紹介している本の中で、この『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 新潮社クレストブックス)の表紙は、以前からとても気に入っていました。
物語の雰囲気を的確に表わしている、静かで哀しく、美しい表紙だと思います。
この人形の作者(写真、装丁も)が、木工デザイナー三谷龍二さんだったと、少し前に知りました。
木の匙や器、時計などが、雑貨屋さんで大人気の工芸作家さんで、『住む』や『日々』などにエッセイを書いていらっしゃいます。
本の装丁もなさっていたとは驚きでした。
同じ作者の『逃げてゆく愛』も、やはり三谷さんの手によるもの。
ご自身の著書『木の匙』(新潮社)で、本についてこんな風に書かれています。
「それに、僕は本という物質も大好きだった。本を両腕に抱えると、本の世界を抱えているような気持ちになる。本は書かれた内容だけでなく、表紙や、造本の仕方、大きさ、その重さまで、すべてが一冊の本をかたちづくっている。だから装丁の仕事が面白い。本はいろんな世界に通じる扉で、その扉を開くと、遠い国で書かれた物語の世界や、胸が痛くなるような淋しさや、熱い心に、あるいは、ポツンとたったひとりで佇んでいる自分自身にも出会うことができる。そのドキドキする経験全てが、僕にとっての本だった。」(本と手と」より)
また、あとがきの中で、やはりweekend booksでご紹介しているウィリアム・サローヤンの小説(「パパ・ユーア クレイジー』)の中の言葉が引用されています。
相当本のお好きな方とお見受けしました。
『木の匙』のすばらしい写真は全て三谷さんが写されたもの、装丁は有山達也さんです。
by weekendbooks
| 2006-05-24 19:27
| こころに残るもの(本)