アンとアンリ。 |

ずっと気になっていたアン・サリーをやっと聴くことができました。
『moon dance』。
大好きな「蘇州夜曲」が入っているこのアルバム、
カエターノ・ヴェローゾやケニー・ランキン、ニールヤング、
スティーヴィー・ワンダー、ハース・マルティネス、
そして『暮らしの手帖』の最新号で黒田恭一さんが絶賛していたセルソ・フォンセカと、
そうそうたるメンバーのカバー集。
最後はフェアグラウンド・アトラクションの「ハレルヤ」。
ゆるやかでのびのびとした歌声と、バックの演奏のすばらしさ。
(先日の「SONGS」で、大貫妙子さんのバックでピアノを弾いていた
フェビアン・レザ・パネさんも参加しています。指が美しかった!)
何度聴いても気持ちのいいアルバムです。
そして、↑でギターを弾いている中村善郎さんの『SIMPLES』。
やはり聴いてみたいと思いながら、きっかけがありませんでした。
長年サンバやボサノヴァなどのブラジル音楽を歌ってきた方で、
ギターがまたいいのです。
ジョビンの「デサフィナード」や「イパネマの娘」、
こちらもカエターノや、ジルベルト・ジル、マルコス・ヴァーリなど、
ボサノヴァ好きの方は耳にしたことのある名曲のカバー集。
最後に(写真にはありませんが)、アンリ・サルヴァドールの
『サルヴァドールからの手紙』。(『CHMBRE AVEC VUE (ROOM WITH A VIEW)』)
2000年発表のこのアルバムは、御歳83歳(!)の作品。
信じられないほど甘くつややかな声にうっとりです。
御大恐るべし。
トニー・ベネットや、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のコンパイ・セグンド、
イブラヒム・フェレール、それにサンバ・カンソンのカルトーラなどなど、
おじいさんヴォーカルに弱い私です。