2007年 07月 05日
今日の読み聞かせ。 |
久しぶりに絵本のことを。
今日は5年生のクラスで読み聞かせをしました(娘のクラスです)。
1冊目は『エドワルド せかいでいちばん おぞましいおとこのこ』
(ジョン・バーニンガム作 ほるぷ出版)。
エドワルドは、乱暴ものでやかましや、いじわるで野蛮で、だらしなくて汚い男の子。
みんなを困らせてばかりいるエドワルドは、とうとうある日、大人たちに
「せかいじゅうの だれよりも、おぞましい こどもじゃないか!」と言われてしまいます。
けれども、ふとしたことから褒められたエドワルドは、
どんどん、どんどんいい子になって…。
この絵本を読むと、「子どもは褒めて育てなくちゃなぁ」とつくづく思います。
そして、ジョン・バーニンガムは、本当に子どもの目線で物語を作ることができる
稀有な人だと改めて感心しました。
私が特に好きなのは『ねぇ、どれがいい?』(評論社)なんですけどね…。
2冊目は『よかったね ネッドくん』(レミー・シャーリップ作 偕成社)。
びっくりパーティーに招待されて喜ぶネッドくん。
でも、パーティーは遠いフロリダで開かれると知ってがっかり。
(ネッドくんはニューヨークに住んでいます。)
ところが友だちが飛行機を貸してくれました。
けれども飛行機が途中で爆発!
パラシュートで一命をとりとめますが、
パラシュートには穴が開いていて…。
ネッドくんに次々と起こる「よかった!」(FORTUNATELY)と
「でも たいへん!」(UNFORTUNATELY)が、
それぞれカラーページとモノクロページで交互に描かれていて、
ネッドくん、どうなっちゃうの?と最後まではらはらします。
子どもたちもにこにこと聞いてくれました。
そして、時間が少し余ったので、工藤直子さんの『のはらうた Ⅰ』から、
ふたつの詩を読みました。
ひとつは以前教科書にも載っていた、
子どもたちのよく知っている詩で『ゆめみる いなご』。
一緒に暗唱してくれた子もいました。
もうひとつは『はるなつあきふゆ』。
これは、3年生の時に、授業参観で娘たちのグループが暗唱した詩です。
どちらも、野原の動物たちになりきって、工藤さんが書かれた作品。
詩って、音読すると楽しいものですね。
by weekendbooks
| 2007-07-05 20:13
| 絵本いろいろ