2007年 10月 31日
10月に読んだ本。 |
とにかくなんでもすべて忘れてしまう私のための覚え書き。
『めぐらし屋』 堀江敏幸 毎日新聞社
以前、初めて堀江さんの文章を読んだ時、
ワンセンテンスの長さに「これはちょっと…ダメかも」と思った私が間違いだった。
静けさと、とぼけたユーモアと。
新聞の日曜版に連載された、というのがうなずける、ゆったりとしたテンポ。
先日行った青山ブックセンターに、
堀江さんセレクトのコメント付きコーナー(「堀江敏幸先生の本棚」)があり、
なんだかうれしかった。
ご本人は、カフェオレボウルやアンティークのビー玉、ボタンなどをつい買ってしまう、らしい。
堀江さんにはまりつつある。
『ソーネチカ』 リュドミラ・ウリツカヤ 新潮社クレストブックス
自分の店で売っているのに未読、というのはよくあります(反省)。
普通の女性の、普通でない、けれども満ち足りた、幸福な人生。
いい小説だった。
『最低で最高の本屋』 松浦弥太郎 DAI-X出版
再読した。
松浦さんの文章の最後にはいつも、
「今日もていねいに」と書かれている。
痛々しいほどまっすぐな心もちが、すがすがしい。
『ミーナの行進』 小川洋子 中央公論新社
こちらも新聞の日曜版に連載されたもの。
心にしみこむ、というのはこういった小説なのだろう。
絶対的な愛情に包まれた、少女の時期の1年間の物語。
「カバのポチ子」と、つい声に出して言ってみたくなる。
この作品も、いずれ映画化されるのだろうか。
私の中では、米田さんはマギー・スミスや山岡久乃さんのイメージ。
寺田順三さんのさし絵がすばらしすぎる。
マッチ箱、LOVE。
どの作品にも共通するのは、「良く生きる」ということ。
正しいとか間違っているとか、そういうことではなくて、
その人が、より良く生きていくための道すじが描かれている。
そんな風に思った。
『めぐらし屋』 堀江敏幸 毎日新聞社
以前、初めて堀江さんの文章を読んだ時、
ワンセンテンスの長さに「これはちょっと…ダメかも」と思った私が間違いだった。
静けさと、とぼけたユーモアと。
新聞の日曜版に連載された、というのがうなずける、ゆったりとしたテンポ。
先日行った青山ブックセンターに、
堀江さんセレクトのコメント付きコーナー(「堀江敏幸先生の本棚」)があり、
なんだかうれしかった。
ご本人は、カフェオレボウルやアンティークのビー玉、ボタンなどをつい買ってしまう、らしい。
堀江さんにはまりつつある。
『ソーネチカ』 リュドミラ・ウリツカヤ 新潮社クレストブックス
自分の店で売っているのに未読、というのはよくあります(反省)。
普通の女性の、普通でない、けれども満ち足りた、幸福な人生。
いい小説だった。
『最低で最高の本屋』 松浦弥太郎 DAI-X出版
再読した。
松浦さんの文章の最後にはいつも、
「今日もていねいに」と書かれている。
痛々しいほどまっすぐな心もちが、すがすがしい。
『ミーナの行進』 小川洋子 中央公論新社
こちらも新聞の日曜版に連載されたもの。
心にしみこむ、というのはこういった小説なのだろう。
絶対的な愛情に包まれた、少女の時期の1年間の物語。
「カバのポチ子」と、つい声に出して言ってみたくなる。
この作品も、いずれ映画化されるのだろうか。
私の中では、米田さんはマギー・スミスや山岡久乃さんのイメージ。
寺田順三さんのさし絵がすばらしすぎる。
マッチ箱、LOVE。
どの作品にも共通するのは、「良く生きる」ということ。
正しいとか間違っているとか、そういうことではなくて、
その人が、より良く生きていくための道すじが描かれている。
そんな風に思った。
by weekendbooks
| 2007-10-31 20:14
| こころに残るもの(本)