言葉の持つ力。 |
以前観たときに、あまりにもびっくりして、
すっかりファンになってしまったラーメンズ。
今回もう一度観て、やっぱりびっくり、そして感心。
言葉にここまでこだわって、あーでもない、こーでもないとひねって、
そして笑いに持っていくという才能は驚異的です。
笑いのツボは人によってそれぞれなので、
ラーメンズのどこがおもしろいのぉ~?
という方もいるかと思います。
私は、はまっちゃったなぁ。
小沢健二くんの、言葉に対する真摯な態度に通じる共感を、
ラーメンズにも感じます。
言葉は、柔らかく包み込む毛布のかわりにも、
鋭く突き刺す刃のかわりにもなりうる。
そんな優しさと恐ろしさを知り抜いて、
作品を作っていくという行為。
こんな時代に、言葉をおろそかにせず、
誠実に向き合って紡いでいこう、と思ったのでした。