『真夏の夜のジャズ』 |

日記をブログに変えました。
更新は、今までどおりののんびりペースですが、
時々のぞいてみてくださいね。
ある季節になると観たくなる映画、というのがあります。
春の、まだちょっと肌寒い時期には『フォロー・ミー』。
梅雨時の、むっとするような暑い夜には『青いパパイヤの香り』。
そして、ちょうど今ごろ、夏の終わりに観たくなるのが
『真夏の夜のジャズ』。
(JAZZ ON A SUMMER'S DAY)
「真夏」とあるのに、なぜかな、
往く夏を惜しむような気持ちになるのです。
この映画は1958年7月に行われた、
ニューポート・ジャズ・フェスティバルの様子を、
写真家バート・スターンが撮ったもの。
どこを切り取っても絵になる映像です。
ゆらゆらと揺れる波。
まだ誰も座っていない、会場に並べられたたくさんの木の椅子。
チェロの音と一緒に流れるたばこの煙。
自由に音楽を楽しむ観客の、楽しそうな様子。
もちろん、有名なミュージシャンが続々と登場しますが
(みんな若い!)
主人公は観客、そして海、のような気がします。