読み聞かせ。 |

新学期が始まって2ヶ月。
そろそろ学校に慣れてきた元気いっぱいの1年生に、
この絵本を読みました。
森のみんなに愛され、大切にされているゴリラのちびちび。
そのちびちびに、ある日、何かが起こって…。
ページをめくって、「何か」が起こったのを見た子どもたちの反応を
楽しみながら読んでいます。
娘が小さい頃、月に1冊絵本が届くというフェリシモの会に入っていて、
そのうちの1冊がこの『ちびゴリラのちびちび』でした。
初めて見た時は、なんだか地味だなぁ~、
それにゴリラだし、あんまりかわいくないし、などと
マイナスの印象を持ってしまいました。
多分その頃の私が、決して手にとらないタイプの絵本。
モノトーンで描かれた動物たちと、
必要最小限の緑と赤の色使い。
全体に暗い色調なので、
当時、子どもはカラフルなものが好き、と思っていた私は、
「?」と思ってしまったのです。
が、日本で1978年に出版されてから30年という、
長く読み継がれているロングセラー。
今では私も大好きな1冊になりました。
やはりお話や絵がしっかりと描かれている作品は、
子ども(と大人)の心をとらえるんですね。
ていねいにゆっくりと、読んであげたい絵本です。