CD紹介。 |
まずは、寒い季節にぴったりの、こんなの。

Prefab Sprout 《Andromeda Heights》
僕らは山腹にわが家を建てている
そこは雲の上、空のとなり
この骨折り仕事が終わったら星が隣人だ
僕らは星たちといっしょに宇宙に住む
コンクリートや漆喰や木材は使わない
そんなものは新しい隣近所の品位を汚すだけ
モルタルは歳月を経て手入れをおこたれば崩れる
僕らは愛と尊敬の土台の上にわが家を築くんだ
そして家が建ったらアンドロメダ・ハイツと呼ぼう
(対訳 内田久美子)
よしもとばななさんの『王国』、その1のタイトルが「アンドロメダ・ハイツ」。
最初にこの曲の訳詞が載っています。
ばななさんもプリファブ・スプラウトのファンのようです。
どのアルバムも、どの曲も、
心のいちばん美しい部分をすくいとったような、
胸の震える繊細なものばかり。
白い息を吐きながら、星空の下を大好きな人と手をつないで歩きたくなる。
『アンドロメダ・ハイツ』を聴くとそう思います。
miracle-muleでご紹介しています。
もう1枚はクリスマスに向けてのこのアルバム。

その名も 《James Taylor at Christmas》
「Winter Wonderland」「Santa Claus is Coming to Town」
「Jingle Bell」「Have Yourself A Merry Little Christmas」など、
耳になじんだクリスマスソングを、JTらしいアレンジでじっくりと歌っています。
しみじみとした気持ちになる最後の「Auld Lang Syne」が流れると、もう泣きそう。
昔から変わらない、ちょっと鼻にかかった親しみ深い声。
暖炉の火がぱちぱちと弾けるのを見ているような、あたたかい気持ちになるアルバムです。
裏ジャケットの写真がおちゃめ。
JTについてのコメントもmiracle-muleで。