『風になる』。 |
いわさきちひろの絵と、俵万智の短歌。
あまりにも有名すぎて、ちょっと…と思っていたのですが、
この『風になる』(河出書房新社)という本を読んで、先入観が吹き飛びました。
どちらも、それぞれ別の時間、別の場所、別の意図で描かれた(書かれた)ものですが、
不思議と溶け合って、美しい世界を紡ぎだしています。
ふうわりとした絵と、31文字の言葉の対比。
あらためて、それぞれの良さを感じた1冊でした。
ちなみに、私の好きな歌はこれ。
「君の愛あきらめているはつなつの麻のスカート、アイスコーヒー」
次回新着本でご紹介します。